PRACTICAL GUIDE / ファイル整理
制作ファイルを見失わないフォルダー整理の基本
制作ファイルを整理するための、編集元・公開物・素材・管理資料・一時出力の分け方。フォルダー例、版の付け方、安全に整理する手順を紹介します。
まずは30秒で
この記事の要点
まず「どれを編集するか」と「どれを公開するか」を別にします。ファイルを一気に移す前に、現在の保存先と参照関係を確認し、プロジェクト一つで新しい構成を試しましょう。
1. 置き場所を役割で分ける
作品名のフォルダーの下に、編集元、素材、公開物、管理資料、一時出力の置き場を決めます。同じ完成ファイルを複数の場所で編集すると、どれが最新か分からなくなるため、編集元を一つにします。
作品名/ 01_編集元/ 企画・コード・編集プロジェクト 02_素材/ 原画・音・利用条件の記録 03_公開物/ 配布する書き出し済みファイル 04_管理資料/ 確認メモ・作業履歴 05_一時出力/ プレビュー・比較用画像
これは新規の小さな制作向けの例です。既存ツールが特定のフォルダー名や相対パスを使っているなら、名前を変える前に依存先を確認してください。管理資料や元データを公開フォルダーへまとめて置かないようにします。
2. 名前に日付・版・用途を残す
「最終」「最終2」「本当の完成」だけでは違いが伝わりません。日付、短い対象名、版、用途をそろえます。
- 2026-10-19_タイトル画面_v03_確認用.png
- 作品名_v1.2_公開用.zip
- 利用素材一覧.md
公開URLやプログラムが参照するファイル名は、そのまま維持する必要がある場合があります。人が読む資料名と、システムが参照する名前を同じ規則で無理に変更しないでください。
素材には作者・取得元・利用条件・変更内容を残します。元の素材と、切り抜きや音量調整をした派生物も区別できる名前にしておくと、後で作り直せます。
3. 移動前の一覧と動作確認をセットにする
- 対象プロジェクトをバックアップし、元の構成を記録する。
- 新しい置き場所を一つの作品で試す。
- 編集ツールで開き、素材の参照切れがないか確認する。
- 一度書き出して、公開物の画像・音・リンクを確認する。
- 整理ルールを短いREADMEに残す。
容量や同名だけで重複と決めつけないでください。内容が同じと確認できないもの、個人データ、クラウドの実体が不明なファイルは、削除せず保留します。公開物を作り直せるか確認してから、一時出力の整理へ進みます。
別の人へ渡すときは、引き継ぎのチェック項目も合わせて使えます。