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PRACTICAL GUIDE / バックアップ

作品データのバックアップを始めるための基本

小さな制作プロジェクトのバックアップ対象・保存時点・復元確認を整理。編集用データと公開用ファイルを分けて保管する記録例を紹介します。

まずは30秒で

この記事の要点

バックアップは、コピーの数だけでなく「何を、いつの状態へ、どう戻すか」を決めます。編集用データと必要な素材を含め、元データを上書きしない別の場所で開けるかを確かめましょう。

1. 戻したい状態から対象を決める

完成画像だけ残しても、レイヤーを編集する元データがなければ修正を再開できない場合があります。ソース、編集用ファイル、使用素材、依存する設定、作業手順を分け、どれがないと再開できないかを確認します。

  • 編集の元:コード、イラストや動画のプロジェクトファイル。
  • 再利用する素材:画像、音、フォントなどと使用条件の記録。
  • 再現するための情報:ツールの版、ビルド手順、必要な設定の説明。
  • 公開の記録:公開した版と、その時点の成果物。

パスワードや秘密鍵を、配布用ZIPや共同制作の資料へ混ぜないでください。機密情報の保管は、通常の制作ファイルの共有とは分けて考えます。

2. 節目と保管先をメモする

架空の記録例
対象:葉集めゲームの試作、編集データと素材。
時点:操作テスト前の版。
日付:作成日時を記入。
保管先:作業場所とは別に管理する保存先。
戻す手順:別フォルダーへ取り出し、指定したツールで開く。
確認結果:起動確認済み/未確認の素材を区別。

ファイル名に「最終」を重ねるより、作品名、日付、節目を付けます。公開前、大きな変更前、作業終了時など、自分が忘れずに実行できるタイミングを決めます。

同じディスク内のコピーだけでは、そのディスクが使えなくなった場合に両方を失います。また、同期した場所で削除が反映される仕組みなら、同期だけで過去の状態が残るとは考えず、復元可能な期間と履歴を確認します。

3. 元データを壊さずに復元を試す

  1. バックアップを作業中の場所とは別のフォルダーへ取り出す。
  2. 必要なファイルがそろい、編集用ツールで開くかを見る。
  3. 画像や音の参照切れがないか、代表的な場面で確かめる。
  4. 確認した日時、戻せた範囲、足りないものを記録する。

復元確認のために、正常な作業データを削除する必要はありません。起動しただけでは全機能を検証したことにもならないため、確かめた範囲を残します。古い保管データを整理するのは、必要な版と復元方法を確認してからにします。

日常の配置は制作フォルダーの整理、他の人へ渡すときは引き継ぎの確認項目も参照してください。

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