PRACTICAL GUIDE / プライバシーポリシー
個人サイトのプライバシーポリシーで伝える基本
小さなWebサイトのプライバシー案内を作る前に、フォーム・アクセスログ・広告・外部サービスの実態を整理する方法。説明と実装の照合項目を紹介します。
まずは30秒で
この記事の要点
プライバシー案内は、ひな型のコピーより先に、実際に何を取得し、何に使い、どこへ送るかを調べます。フォーム、ログ、広告、外部サービスを棚卸しし、説明と実装が食い違わないように確認します。
1. 実際の情報の流れを棚卸しする
- フォームで取得する項目と、その必要性。
- サーバーやサービスに残るログの内容。
- 広告、解析、動画など外部サービスの利用。
- 管理する人、保存する場所、アクセスできる範囲。
- 保存期間や削除の方法、問い合わせ窓口。
画面に入力欄がないことだけで、情報を取得していないとは言えません。使っているサービスの設定と説明を確認し、まだ調べていない部分を「取得なし」と書かないようにします。
ここでは運営実態を整理する手順を扱います。法令上必要な対応は、扱う情報と利用方法によって確認する必要があります。
2. 説明する内容と根拠を対応させる
棚卸しの記録例(架空)
機能:問い合わせ。
取得:返信先と本文。
目的:問い合わせへの対応。
保管先:利用サービスを記入。
管理:確認できる担当と権限を記入。
未確認:自動ログの保存期間。
次の対応:サービスの設定と公式説明で確認する。
利用目的は、実際の運営で行う内容を具体的に書きます。「すべて安全」「絶対に外部へ送らない」といった、検証できない約束は避けます。外部サービスの名前だけを列挙して、実際の設定を確認したことにもしないでください。
問い合わせ先は利用できる窓口を示し、変更時には案内も更新します。公開ページに運営者の私的な住所や個人電話番号を無条件で足すのではなく、必要な開示と安全な連絡方法を整理します。
3. 公開後も機能変更と一緒に見直す
広告を追加した、フォームを変えた、外部動画を埋め込んだときは、情報の流れも変わっていないか確認します。説明文だけを更新して、実装や管理設定を放置しないようにします。
法令や判断に迷う点は、個人情報保護委員会のガイドラインとQ&Aなど一次情報を確認します。一般的なチェックリストを埋めただけで、すべての法令対応が完了したとは判定しません。
参考:個人情報保護委員会のガイドラインに関するQ&A(2026年10月19日確認)。入力の確認はフォームのチェック、変更の記録は更新メモへ。