PRACTICAL GUIDE / キャラクター
ゲームキャラクターの短い動きを考える3つの手順
ゲームキャラクターの短い動きを、意図・主要ポーズ・時間配分で設計する方法。歩く・気づく・手を振る動作の例と確認項目を紹介します。
まずは30秒で
この記事の要点
短い動きは、何をしている場面かを先に決め、主要なポーズで意味が伝わるかを確かめます。その後に間の動きとタイミングを整え、顔や手足が流れず、動作の始まりと終わりが読めるようにします。
1. 行動と気持ちを一文にする
「かわいく動く」だけでは作る動作が決まりません。「歩いていた子が何かに気づき、止まって手を振る」のように、行動の順番を決めます。短い場面なら、一つの気づきや変化に絞る方法があります。
キャラクターの体型、重さの印象、手足の届く範囲を見ます。同じ歩きでも、軽く跳ねるのか、足を置いて体重を移すのかで印象が変わります。
最初に、歩く、気づく、止まる、手を振る、落ち着く、などの主要な姿勢を並べます。これは制作手順の解説で、完成した映像や新作公開の告知ではありません。
2. 主要ポーズと時間配分を試す
架空の6秒シーン案
0〜2秒:歩いて入る。
2〜3秒:目線を変え、気づいて止まる。
3〜5秒:相手へ手を振る。
5〜6秒:手を戻し、小さく落ち着く。
時間は例です。最初に主要な姿勢だけを順に見て、何をしているか分かるかを確認します。意味が伝わってから、踏み出し、体重移動、手の振り出しなどを加えます。
歩きは、足が地面へ触れる瞬間と体の移動が合うかを見ます。手を振る動作は、腕だけでなく視線や体の向きが相手へ向いているかを考えます。常にすべての部位を動かす必要はありません。
3. 小さい画面でも行動が読めるか見る
- 顔や手が背景に埋もれないか。
- 足が滑ったり、地面を突き抜けたりしないか。
- 手足や小物が急に形を変えないか。
- 動きが速すぎて気づきの場面を見失わないか。
- ループなら始点と終点につながりがあるか。
一度音を消して見ても、行動の意味が伝わるかを確かめます。効果音を付ける場合は、足の接地や手の動きと合う瞬間を選びます。
音の役割を決める方法とフィードバックの準備も使えます。